
「うちの社員は真面目なんですが、逆に慎重すぎるところがあって……」
「我が社は、決められたことをキッチリやり切る優秀な社員が多いんですが、新しいことを始めるのが苦手で……」
「もう少し主体的に行動できる社員を育てたい」
上記のようなお話を組織の悩みとして聞くことが多くあります。
私たちは、その原因が社員の能力や意欲ではなく、機会の不足にあると考えています。教育の効果は「有能化(できるようになる)」「社会化(組織に馴染む)」「主体化(自分は何をしたいのかを見出す)」の3つに整理されます。組織の中には、有能化と社会化の機会は研修として数多くあります。一方で、役割を離れて「自分はこの会社で何をしたいのか」を問い直す主体化の機会は、ほとんどありません。だから「主体的に動いてほしい」と伝えても、社員は動き出しません。
この主体化を促す営みを、私たちは「探究」と呼んでいます。一方、組織の中で、ただ「探究」を推進するには難しさがあります。「探究しなさい」と会社に迫られた時点で、それは与えられた役割をこなす行為に変わってしまうからです。必要なのは、社員が「探究」してしまう環境を整えることです。
その環境づくりのヒントが、実は、中高生の探究学習の現場にあるのではないかと思っています。今回共催する「教育と探求社」が展開する授業現場では、中高生が企業から出されたミッション(課題)に本気で向き合います。教室に足を運んだ企業の社員は、中高生から率直な問いを受け、自分の仕事の意味を考え直しはじめます。中高生の本気の探究に触発され、社員の主体化が促されています。
本ウェビナーでは、中高生が探究する環境のつくり方を起点に、「本気で探究する環境づくりは、企業組織にも拡張できるのか」をメインの問いとしてお話しします。
当日は、以下のような内容をお話しする予定です。
また、参加後には、次の3つを持ち帰っていただけます。
何が効果的かは会社によって人によって違います。その背景にも触れながら、真面目に成果を出してきた土台を活かしながら、次に何ができるかを一緒に考える時間にしたいと思います。
こんな方におすすめです
真面目で優秀な社員が多いのに、新しい挑戦や変化が生まれにくいと感じている経営者・経営企画・事業責任者の方
「主体性を発揮してほしい」と伝えるほど、かえって"それらしい振る舞い"が増えている気がする人事・組織開発担当の方
研修や制度は整えてきたのに、社員が"自分ごと"として動き出す手応えを得られていない人材開発・育成担当の方
中高生の探究の現場で大人に何が起きているのかを知り、自社の人と組織づくりのヒントを得たい方
学校と企業が交わる現場から考える「探究できる組織」とは
なぜ、真面目で優秀な組織から、新しい挑戦が生まれないのか?

2005年入社。経理財務部門を経て現職。人材育成と組織開発を担当し、人事制度改定、幹部社員育成、次世代管理職研修を推進している。社員一人ひとりの主体性を引き出す組織づくりをテーマに、徳目浸透や中期経営計画の実行にも取り組む。
https://www.fujipharma.jp/
福島 創太
株式会社教育と探求社 開発部 本部長

1988年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルートに入社、転職支援にかかわるサービスの企画開発に従事。退社後、東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学コースに入学し、若者のキャリアついて研究、修了。現在は株式会社教育と探求社にて教材開発責任者を務め、中高生向けの探究プログラム(クエストエデュケーション)や社会人向け研修の開発に取り組む。また一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブにて、教員研修の開発、ファシリテーション、事業企画に従事しつつ、デジタル庁にて教育のデジタル化等についても検討。加えて昨年度は法政大学、今年度は桜美林大学にてキャリア教育やワークショップデザイン等に関する講義を担当。今年度より東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター特任研究員として、探究学習の検討、推進にも従事。著書に『学びをつくる問いと対話のデザイン―探究・研修・大人の学び』(学文社)、『ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?――キャリア思考と自己責任の罠』(ちくま新書)。共著に『この先を生む人--「ティーチャーズ・イニシアティブ」の記録』(一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ)。
大野 将輝
株式会社MIMIGURI プロジェクトマネージャー

横浜国立大学教育人間科学部卒、グロービス経営大学院修了(経営学修士)。 新卒でエンタメ小売を展開する企画会社のグループ人事を担当後、学校法人グロービス経営大学院にてマーケティングや新規プログラム企画などを担当。 2015年から教育と探求社に参画し、法人向け事業開発、学校向け事業統括を経て、執行役員(人事、広報、マーケティング、経営管理管掌)。 その後、UXコンサルティング会社の事業開発マネジャーを経て、パナソニックホールディングスにて運営するコラボレーションスペースを活用した、グループ全体の組織開発に従事。 2024年よりMIMIGURIに参画し、大企業からメガベンチャー、公立学校などの組織開発プロジェクトを担当。
田島 一生
株式会社MIMIGURI ディレクター / プロジェクトマネージャー

デザイナーとしてキャリアをスタート後、博報堂にてアカウントエグゼクティブとしてエンタープライズ企業の統合プロモーションを多数担当。2017年よりMIMIGURIの前身となるDONGURIに参画。ブランディングなどのクリエイティブ領域に軸足を置きつつ、その開発プロセス自体を通じて組織の関係性を変容させ、当事者性を育むプロセスデザインを探究している。現在はスタートアップから教育機関まで、業種問わず文化開発やブランド開発に伴走中。
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